古物商の許可を得るメリットは?

代行料金を払い、警察にも手数料を払い、お金が出ることばかり気になりますが、許可を得るメリットも、もちろんあります。

 

当然のことながら、無許可で古物商の営業を行えば、罰則があるから、というのが一番の理由です。

特に、許可を取るべきかどうか、判断に迷うような微妙なものもあるでしょう。警察に行けば、教えてもらえますが、ここまでやってはいけないとか、個人取引や趣味の範囲を超えるかも、ということに気を使うより、思い切って、許可を申請する、という選択もありです。

 

他には、古物商しか入れない、古物市場で、売買ができるということが、メリットではないでしょうか。この古物市場では、家具、家電、書籍、古民具、自動車、ブランドものなどなどが、取引されています。

 

この古物商しか入れない古物市場で、自分のものだけを売るのではなく、ほかよりも安く購入できたら、つまり、仕入れができるということですが、それだけ儲け分が増えますね。もちろん、古物市場では、新人であっても古物商許可を持ったプロですから、それなりの心構えが必要です。

古物市場では入札方式がほとんどでしょうから、高い値段をつければ、落札できるでしょうが、なるべく安い値段で落札したいものです。また、聞くところによると、実際、かなり安い値段で落札できることが多いとのこと(業者市に参加しなかった時は、利幅が少なかったという人も)。
 
特に、買い付けができるのは、いいことです。古物商の経験の長い方に聞くと、いかにいいものを多く「仕入れる」か、がカギだそうです(先日見た中古品販売店を特集したテレビ番組でも、「仕入れ」が重要と言っていました)。

ネットでのオークションも有名ですが、自分のいらなくなったものだけ売っている、というよりは、古物商の許可を取れば、ネット上での信用も違います。ネットで買う人は、本当に信用できるのかが、一番の問題、だからです。
 

このような、ネットでの個人相手の売買は、現金収入が早く入ります。月末締めの翌月払いというようなスパンもありません。事業を行なっている人なら、一番の悩みが資金繰りではありませんか。

 

ネットでの、売買を想定して書きましたが、いずれにしても、古物商の許可を取れば、他よりも安く仕入れたものを、売ることができるのです(個人からの買い付けでも、古物市場への参加でも、自分が普通のお店で買ったものよりは安い値段になります)。

 

他にも中古自動車のオークションには、古物商許可を持っていることが大前提となり、そのうえで、そのオークション会場での決まりがある(実務経験や実績、資金があるのか、紹介者が必要など)のです。

 

また、自治体によっては放置自転車、撤去自転車をある程度保管した後に、業者にまとめて売るところがあります。これは市区町村など自治体によって、違いがありますから、全部が全部とは言いませんが、このような入札参加には古物商許可を持っていないと、そもそも参加資格にならないところがほとんどです。そのうえで、自転車安全整備士の資格があるだとか、その他の資格を要求されるようです。

まだまだ古物商許可をもっていないとできないものや、古物商許可をもっていることが前提となる商売、事業などあるのかもしれません。ただ、いくらメリットがあったとしても、遊び心やシロウト気分ではダメですね。商売、事業であることを認識しましょう。古物商許可を取得したら、その日から「プロ」、という厳しい世界に入ることになるのです。