紙おむつ転売事件で見る、古物営業法違反

紙おむつ転売事件ですが、けっこう、ネットでも情報が回っていましたし、テレビでも報道されたようですから知っている人も多いかと思います。

 

これにからんだ話です。私はグーグルアラートというものに「古物営業法違反」というものを登録しておいて、どのような事件があるのか、たまに見ています。今回は、この紙おむつ転売事件のことでも、古物営業法違反と言われていることを知りました。

 

紙おむつ、それもどういうわけか、肌に優しいとかで、メリーズだけが中国で、大人気だということで、中国人による紙おむつの買い占めが言われてきていました。転売については、その少し前にも、転売ヤーと言われる人たちが、中国でまだ発売になっていないiPhone6,iPhone6plusを買い占めて、中国に持って行き、転売していたということがありました。組織的に並んでいたとのことで、中にはお店で暴れる人もいたようです。

 

それで、余計に中国人による「転売」に関して注目されていた時に、この事件です。紙おむつ、それもメリーズが大人気ということで、日本の店頭から、メリーズが消えたとさえ、言われていました。
 
この事件については、報道で聞いていましたが、入管法違反ということなのだなぁと思っていました。日本人の配偶者や定住者のような身分にかかわり、日本に在留できるほかに、入管法では技能資格、「調理師の技能資格」というように仕事によっても在留を認めているのですね。

今回の事件は、調理師なのに、別の商売をしていたということで、技能資格という資格ではない、資格外の活動を行っていたということの容疑での逮捕でした。

 

しかし、その後、報道では古物営業法違反容疑でも捜査しているということが書かれていました。
東京新聞:中国で紙おむつ転売か 資格外活動容疑で3人逮捕:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014101501001708.html
東京新聞、2014年10月15日付記事より一部引用

兵庫県警外事課は15日、調理師の技能資格で入国したのに紙おむつの買い付けを仕事にしていたとして、入管難民法違反(資格外活動)容疑で(中略)日本よりも高額で売られているという。県警は紙おむつが中国に輸出され、高値で転売されていたとみている。

県警によると、3人は確認できた5日間、延べ267店舗で計約990パックを買い占めていた。滋賀県甲賀市の会社社長が引き取っており、古物営業法違反容疑で捜査している。

 

他の報道でも、「転売は無許可で行われるケースも多く」と書かれていました。逮捕された容疑者たちは、「言われたとおりに買っただけだ」、ということで、容疑を否認しているとのことでした。

 

警視庁の古物営業の許可のところに、古物商許可が必要ない例が載っていますが、「最初から転売目的で購入した物は含まれません」と書いてあります。これを普通に解釈すれば、転売目的で購入したものは、たとえ、自分の物として購入したとは言いはっても、警察から転売目的と見られたら許可が必要、ということになりますよね。多量とか、多額とか、反復継続しているとかで、その目的を見るのでしょうが。

 

警察はこの事件では、どのように解釈するのか。どの程度で、転売目的とみるのか(今回は、あまりにも多量だと思いますが)。どうなるのか続報が出るのを待ちたいと思います。