警察庁発表の平成25年、古物営業及び質屋営業の概況について

例年に比べて発表が遅かったように感じるのですが、警察庁のサイトに「平成25年中における古物営業・質屋営業の概況」が載っていました。

「平成25年中における古物営業・質屋営業の概況」
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/statistics/H25_kobutsu.pdf
こちらから見れます→pdf

 

今回は、平成16年から平成25年までの古物営業の許可状況についての数いなどが載っていました。平成25年末で、許可件数(古物商と古物市場主の合計数)は、741,045件となっていました。ほぼ、74万件が古物商でした。前年比で13,376件の増加です。

 

今までもこの「古物営業・質屋営業の概況」が発表されるたびに、件数を確認してきたのですが、やはり右肩上がりで増加していますね。これは、法令遵守の意識もあって、無許可営業するよりは、きちっと、許可を取ろうとする表れだと思います。

 

それとともに、中古品市場自体も、以前に比べて増えてきていることもあげられることでしょう。アマゾンのマーケットプレイスやヤフオクを見ていますと、下火ではないことがわかるかと思います。

以前なら、喫茶店を開くのに、新品のテーブルや椅子がないと考えられなかったのが、古道具屋さんから仕入れたテーブルや、リサイクルショップで手に入れた椅子をおいてあるようなカフェも増えています。

起業して会社を作る時も、新品だったらびっくりするような高級椅子を中古品で手に入れ、従業員に使ってもらっているということも聞いたことがあります。高級品ですから、長く使えて、モノがいいのです。

 

このように世の中も、リサイクル品をうまく使うようになってきていることもあって、モノが売れない時代でも中古品市場は活況なのでしょう。中古品市場が活発でなければ、参入する人も躊躇してやろうとは思わないはずです。

 

もちろん統計には、廃業した人の数を引いたうえでの数字となっているわけですから、古物営業がうまくいかなくてやめてしまった人(廃業)もいるとは思います。それでも、それを考慮しても数字としては増加傾向にあるのです。

 

この「古物営業・質屋営業の概況」には他にも、古物商等管理者講習会の実施状況などが載っていました。古物商許可は、取ったら終わり、ではなく、そこから法令遵守に努め、不正品がないか、万引きしたものが混じっていないか注意をはらう必要が出てきます。古物営業法の目的は、盗品売買の防止、速やかな発見ということが第1条にあげられています。講習会に出るなどして、常に、法令には注意しておきたいものです。

 

また、「古物営業・質屋営業の概況」には、行政処分件数も載っています。取消処分、営業停止処分、指示処分です。すべての処分が前年より増加したそうです。

 

さらには、古物営業法違反等での検挙状況もありました。無許可営業や変更届での違反が主でした。

新聞報道されるのも、無許可営業が目立ちますね。さらには、未成年者からの買取を成年者にしてしまった等の身分確認での問題、帳簿等虚偽記載の問題もありました。それと、営業所を増やして開設したのに、変更届を出さなかったなどの報道もありました(このような事例は、ネットのニュースをみれば出てきます)。

 

せっかく古物商許可を取るのですから、違反で取り締まりを受けることないように、気をつけたいものです。