リユース市場は、右肩上がり

以前、ブログ記事に書きましたように、古物商許可を取る方は、年々増加しています。それは、警察庁の統計でも明らかです。
平成23年の古物営業の許可状況について書いた記事です。

 

中古市場の拡大に密接に関連して、古物商の許可も増えているわけです。廃業して、許可証を返納した方は、除かれているわけですから、それ以上の参入があるということです。

 

環境省のサイトにある使用済製品等のリユースの促進についてのページを読んでいました。
(一般には、リサイクルショップなど、「リサイクル」の言葉を使いますが、再度使うという意味、再利用としてのリユースという言葉を省庁では使います)。

使用済製品等のリユースの促進

 

そこには、統計やら資料やらがあるのですが、その中のリユース品の流通状況・市場規模調査の実施概要で、家具、電気電子機器、日用品などのリユース市場は、約1兆円規模で、これに中古車市場が、推計ですが、2.6兆円、あります。合計すると、中古品市場としては、3兆から4兆円規模になるようです(資料は、経済産業省の「商業統計調査」及び「経済センサスー活動調査」を元に作成しているようです)。

 

中古車のほうは、事業所数、年間販売額ともに、横ばい傾向にありました。2007年の統計では、販売額は、3兆1862億円となっていました。

 

それに対し、中古品小売業(骨董品は除く)のほうは、急増と言っていいくらいの伸び方でした。特に、1997年あたりから増えています。2007年の統計が最新だったのですが、年間の販売額は、その前の2002年との比較で、1341億円の増加でした。

 
みなさんのまわりでも、ネットオークションを利用したり、フリーマーケットで物を買うのは、珍しいことではなくなっていますよね。そのような傾向にあるからか、中古品を買うことに抵抗なくなっているようです。以前は、縁起が悪いと、倒産した会社のオフィス用品、オフィス家具を手に入れる人は少なかったように思いますが、今では、いいものが、安く手に入ると、受け入れられているようです。

 

さらに、最近の話題では、2013年2月14日には、買取王国が大阪証券取引所ジャスダック市場に新規株式公開しました。買取王国は、リユース小売の会社で、「衣料品や雑貨、高級ブランド品のリユース小売事業を展開し、趣味性やコレクション性の高い商品の品ぞろえが強み」とのことです。

 

このように、中古品販売会社の中には、上場をねらう会社も増えているのではないでしょうか。
Bloomberg2月14日付けブルームバーグの記事
買取王国株の初値2.2倍に、ジャスダック上場-ブランド中古品

 

もちろん、中古品販売なら、なんでもうまくいく、というわけではなく、その店、その店で工夫が必要ですし、残念ながら廃業するお店もあります。しかし、全体をながめると、不景気といわれるなかにあって、中古品販売業は、かなり頑張っている業界だと思いますし、現に、市場は拡大していると言えるでしょう。やる気やアイディアがある方にとっては、参入しがいのある業界ではないでしょうか。