小型家電リサイクル法でも、都市鉱山をどうするかが焦点

いわゆる「小型家電リサイクル法」、すなわち「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」、が成立し、それをどう事業に結びつけるかが注目されています。

 

でも、中には、そんなにレアメタルの量が取れるものでないとかえって、人件費がかかるという話も聞きました。機械で、手作業に頼らない方法もあるそうですが、それですと細かい作業ができず、結果的にうまく取れないという場合もあるのだそうです。

 

しかし、この法律が成立し、施行されるのですから、国としては、リサイクルに繋げ、なんとか海外に持って行ったり、ムダに埋め立てされることを避けたいと思っているのでしょう。

 

そこで、この「都市鉱山」といわれるレアメタルのリサイクルのための解体作業について調べていくと、興味深い新聞記事を見つけました。産経ニュース2012.8.24 付け記事に、「レアメタル回収で障害者作業所がネットワーク 規模拡大し安定目指す」というタイトルのものがあったのです。

 

身近に障害者の方がいらっしゃるとわかりますが、障害者の福祉作業所の賃金は、極端に低いと言われています。障害基礎年金をもらいながらでないとやっていけないくらいの低い賃金です。

 

千葉県内の作業所がグループを作り、規模を拡大して、安定化させるとのこと。その作業がレアメタル回収作業です。レアメタル回収作業は、障害者の方であっても、壊すことですから、やりやすいとのことですし、また障害の程度によって作業を分けることができて「手が空いてしまう」ということも避けられるようです。なにか製品を作るような場合は、障害の程度によって、できる作業が人によって違うことが多いため、不良品が出るのを避けるために、人によって集中することも。

 

作業所ですから、ノルマやスピード、完璧さを求められると、どうしても企業に負けてしまいます。しかし、壊すことでしたら、比較的不良品の心配などがなくなると思います。さらに机と工具さえあれば、始められます。

 

詳しい説明は、下記のサイトの「ちばリサイクルネット」のページをお読みください。

NPO法人千葉県障害者就労事業振興センター

 

レアメタルは、特に、携帯電話やパソコン、デジカメで比較的取れるそうです。小型家電だからと、なんでもかんでも闇雲にやっても、レアメタルが取れても量が少なすぎる場合もあるようです。これらを障害の特性に応じた作業で、リサイクルが可能なら、言うことなしですよね。何と言っても「都市鉱山」を捨てるのは、もったいないです。

 

私がこの「都市鉱山」解体の作業でいいなと思ったのは、解体作業で、個性に応じた作業ができる部分です。リサイクル、再利用が重要なのは、説明が要りませんが、道具が使える人は、ネジを外す作業をやってもらい、磁石を持てる人は、鉄か非鉄かを分ける作業をやってもらう。こんな分業ができることです。

 

このような試みが、他の県でも広がるといいなと思います。とにかく、このような作業をやってもらうのは、不用になった携帯電話機やオーディオ機器やら、ゲーム機器、ビデオカメラ、デジカメなどを効率良く回収しないといけないわけです。回収にも、トラックや、回収ボックスなど経費がかかるわけですから。

 

なんとか、チームやグループを組むことで、広範囲から回収できる仕組みを作りだしてもらいたいと思っています。